【訪日中国人】スイーツは別腹！―「食べた」ランキングから

2018.08.21

読了2分

トレンドExpressが毎週行っている中国ソーシャルメディアにおける日本関連書き込み総件数ランキング。その中から「行った」、「食べた」、「〇〇したい」などインバウンドに関連したランキングをピックアップし、注目のキーワードを分析します。

今回は2018年7月25日〜7月31日「食べた」ランキングから、大人気の「スイーツ」から、夏真っ盛りの今注目のスイーツにクローズアップして分析します。

まずランキングトップ10はこちら。

2018年7月25日〜7月31日「食べた」ランキング

今週のインバウンドワード：「スイーツ」

今回注目するのは、食べたランキングの上位に必ず入っている「スイーツ」です。

日本のスイーツは中国だけでなく、海外でも人気が高く、それを目当てにやって来る訪日観光客も多くいます。

トレンドViewerの「食べた」ランキングを見ても、すでにトップ10の常連となっています。

万国共通でスイーツは別腹なのでしょうか、日本は多種多様なスイーツが楽しめることもあり、中国人観光客にも大人気です。いったいどんな日本のスイーツを楽しんでいるのでしょうか。

幾つかの日本の代表的なスイーツは、中国国内でも店舗を構え販売しています。中でも鯛の姿を模した「たい焼き」はショッピングモールのフードコートなどに出店していることもあり、中国人にはおなじみのスイーツになっていて、時には行列を作るほどの人気です。

中にはネット通販や金物屋で手に入れた型を使って、自宅でたい焼きを作る人もいるようです。

またスーパーやコンビニではポッキーなど、日本のスナック菓子が売られていることもあり、こちらも身近で食べられる日本のスイーツとあって人気になっています。

訪日の際は、コンビニやスーパーであれこれまとめて買い込む姿が見受けられるのは、本場のスナック菓子をお土産として持ち帰るためのようです。

さらに四季折々の味を楽しめるのも理由のひとつになっています。

桜のケーキや桜の花が閉じ込められたゼリーなど、ひとつひとつが芸術品のように美しいのです。また包装もこれから食べるスイーツの味を連想させ、ワクワク感を与えてくれるものが多く、五感を使って楽しむことができます。

この人気は、日本のスイーツは甘すぎず、程よい価格帯で購入することができ、何より美味しいことが理由ではないでしょうか。

とにかく暑かった今年の夏。中国人観光客にひと時の涼を与えてくれたのは、かき氷でした。氷を削って特製のシロップをかけるだけの、シンプルですが日本の夏には欠かせないスイーツです。店によって使う氷やシロップ、トッピングが違うため味も見た目も様々です。

味だけでなく、写真映えもするカラフルなかき氷はSNSで頻繁に上げられています。訪れる店は事前によく調べてあるため、ふわふわのかき氷や抹茶味、いちごミルク味など、お目当てのお店のかき氷を詳細に紹介しています。

かなりの数の投稿に見受けられるのが、「暑い夏にはかき氷を食べる」「日本の夏にはかき氷が欠かせない！」などなど。もうすっかり日本の夏の風物詩であるかき氷は、中国人観光客たちにも認知され、これなしでは夏は乗り切れないという勢いです。