【インバウンドニュースまとめ】グルメ人気とボーダーレスなビッグデータ活用が加速
先週、トヨタ自動車の豊田章男社長が新浪微博にアカウントを開設したと報じられました。2日夕方の時点ではフォロワーは1万7000人を超えているとのことでしたが、先ほど確認したところすでに4万5000人超となっていました。目的は現地顧客とのコミュニケーションだそうですが、流行りのスタイル「動画」もアップされており、ビジネスにおいてSNSの存在感が増していることが改めて感じられます。
参考:
トヨタの豊田社長が「友達になって」-中国SNSにアカウント開設(出典:ブルームバーグ)
では先週のニュースを見ていきましょう。
和の匠が世界を魅了する!日本刀職人の動画再生が1千万回超
先週は、日本文化を海外にアピールする動きや注目を集める様子がニュースで見られました。瀬戸内市が作った日本刀の制作工程を紹介する動画が、再生回数1千万回を突破したとのこと。現在は英語とフランス語バージョンがあるようですが、ぜひ中国語バージョンも作ってほしいですね!
また、酒蔵ガイド研修が盛況だったり、千葉県では訪日外国人に対して江戸前のノリやアサリのPRを強化するなどの動きも。その他にも、中国トレンドExpressがお届けしている訪日中国人「〇〇したいランキング」で、「和菓子を作りたい」が初のTOP10入りを果たしており、グルメが注目を集めている様子がうかがえます。
「グルメ」は中国トレンドExpressが先週行った百度指数の調査でも、「旅行」と並んで関心の高いトピックスとなっており、動画でも人気ジャンルとなっているようです。たとえば、日本酒を飲みながら、日本酒に合うノリを使った和食レシピを紹介する動画なども面白いかもしれませんね。
国境を越えて進む連携、ビッグデータを活用したマーケティング
8月2日都内で、楽天中国の民泊プラットフォーム最大手「途家(トゥジァ)」と楽天グループの民泊事業会社「楽天LIFULL STAY」との業務提携に関する記者会見が行われました。いよいよ民泊市場の拡大が加速していくのでしょうか?
先週はそのほかにも、国境を越えた様々な企業や自治体の提携について報じられています。たとえば、大阪観光局と中国の旅行予約サイト・携程旅行網の戦略的連携や、アリババが日立製作所など日本メーカー5社と美容家電の開発などで提携したと発表されています。
これらの連携はいずれも、購入履歴やクチコミなどのビッグデータをマーケティングにや商品開発、PRに活用することを目的の1つとしているようで、中国向けマーケティングにおけるデータ活用がますます盛んになりそうです。