【セミナーレポート】中国市場攻略の第一歩!SNS活用事例 ~中国SNS運用の胆とは~(1)中国のSNSは日本とはちょっと違う!?
トレンドExpressで月に一度開催している「中国向けマーケティング」情報のセミナー、第5回目の「中国SNS運用の胆とは」、こちらの記事では「セミナーレポート」と題し、内容をサマライズしてお届けします!(セミナー講師:株式会社トレンドExpress代表取締役 濱野智成)
なぜ今、中国の市場を取り込む必要があるのか?
なぜ今、日本企業が中国人消費者をターゲットにする必要があるのか? 「外需は二の次」そう考えてらっしゃる日本企業もいらっしゃると思います。そうはいっても、日本の市場はシュリンクしていくことは確実です。中国の市場で勝つためのナレッジをセミナーに参加くださる皆さんとの間で集積したい―トレンドExpressではそんな思いで、セミナーでの情報共有をしております。
どうやって売るのか?
中国で商品を売るための施策のステップを整理すると…まず市場調査の実施、そしてその結果をもとにマーケティング施策を立案し実行するステップがあります。最終的には越境ECやインバウンドの売り上げにつなげていきますが、越境ECについては中国トレンドExpressの記事に特集がありますので、そちらをご参照ください。
▼参考
越境EC① 中国EC市場はどこまで拡大するか!?2016年中国EC・越境EC概観
マーケティングでは、PR発信やブランディングのための施策、KOLや網紅(ワンホン)を活用した宣伝も考えられますが、ご想像の通り、SNSの活用なしにはこれらは行えないといっても過言ではありません。
中国SNS市場の全体像、中国でSNSが重要な理由
さて今回のセミナーで共有させていただいた情報は、ずばり「中国のSNS、活用の胆」です。中国のSNS人口は、中国で最大のユーザー数を誇るSNSでいえば、WeChatでのアクティブユーザー数は前年対比20%成長の7.87億人となっています(2017年1月現在)。これは中国の人口の約57%にあたります。つまり中国人の半分はSNSユーザーだ、ということができるわけです。
SNSを重視するべき理由はそのユーザー数の多さだけではありません。商品の決定においてクチコミをオンラインで探した消費者は…中国では41%に上るのです。
中国でSNSが好まれる理由とそのカバーする年代は日本とは異なり、中国でSNSを活用するためにはこの点を正確に理解する必要があります。解説してみましょう。
信ぴょう性
中国人がクチコミを重視する理由は何だと思いますか? 日本とは反対で中国は「マスメディアの情報は信じない」という傾向があるのです。そして、「クチコミこそ本当の情報だ」という考えに則って行動しています。偽物をつかまされないようにするための手段の一つです。日本の感覚ではなかなか共感しづらく、イメージしづらいところかもしれません。
カバーする年代
日本的な感覚では不思議な点があるかもしれません。「SNSは若い人だけのもの、若い人を対象とした商品じゃないと活用できないのではないのか?」という疑問を抱かれる方もいるかもしれません。
でも中国はそんなことはないのです。以前中国トレンドExpressで調査したように、SNSのユーザー層は全年代にわたります。
「日本の常識」で中国SNSユーザー心理やユーザー層をとらえようとしては、立つべきスタート地点を誤ることにもなりかねません。
さて、今回は主に中国でのプロモーションにSNSが必須となる理由をデータから確認しました。続く記事では中国の二大SNS微信(WeChat)と微博(Weibo)の特徴と、SNS運用におけるよく見られる失敗例をご紹介します。
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【セミナーレポート】中国市場攻略の第一歩!SNS活用事例~中国SNS運用の胆とは~(2)微信(WeChat)と微博(Weibo)、よくある失敗例